- 自毛植毛のグラフト毎の施術範囲の目安が知りたい!
- 500グラフト、1000グラフト それぞれの施術範囲の目安は?
- グラフト毎の自毛植毛の施術料金はどのくらい?
自毛植毛では 後頭部から頭髪を生成・生育をサポートしている毛包をくり抜いて、薄毛が進行している部位に移植することになります。
「グラフト数=移植する頭髪の数」と思われている方も多いですが、1つのグラフト・株には1本から4本ほどの毛が生えていることになります。
ですから、平均的に考えると1グラフト(株)=2本とイメージしておいてもらえれば大丈夫です。
自毛植毛を受ける場合には 必ずAGAクリニックでカウンセリングを受けることになりますが、できるだけ早い段階で必要となるグラフト数(株)を把握したいと考える方は多いはずです。
そこで今回のブログ記事では、自毛植毛で必要となるグラフト数(株)を自宅で簡単に計算・チェックする方法についてご紹介していきます。
また、グラフト数(株)によって自毛植毛でカバーできる施術範囲などについても ある程度の大まかな目安をお伝えしていきます。
それではまず、本題に入る前に自毛植毛を受ける上で理解が必須となるグラフト(株)についてわかりやすく解説していきます。
自毛植毛におけるグラフト(株)とは?
1つの毛穴からは1本しか毛が生えていないと思っている方が多いですが、頭髪の場合には1本から4本ほど1つの毛穴から生えていることもあります。
自毛植毛においては1本から4本ほどの毛が生えている毛包・ユニットのことを1グラフト(株)と呼んでおり、
施術料金はグラフト数に応じて「1グラフト(株) 〜円」といった形で決められていることが一般的です。
また、自毛植毛にかかる施術費用は移植するグラフト数が増えれば増えるほど一本あたりの施術費用が割安になる傾向にあります。
ただし当然ですが、移植するグラフト数が増加すれば それだけトータルの施術費用は高くなってしまいますから
担当医と相談を重ねていく中で最適な移植のグラフト数を考えていくようになります。
施術料金の目安
それではここで、グラフト数毎の自毛植毛の施術料金の目安についてご紹介していきます。
- 500グラフト
:500,000円 - 1000グラフト
:900,000円 - 1500グラフト
:1,200,000円 - 2000グラフト
:1,500,000円 - 2500グラフト
:1,700,000円 - 3000グラフト
:2,000,000円
自毛植毛は自由診療となり保険はききませんから、自毛植毛を提供しているAGAクリニックによって施術料金の高い・安いはありますから、参考程度にチェックしておいてください。
ちなみに、上記のグラフト毎の施術料金は、日本国内でも比較的リーズナブルな価格で自毛植毛を提供しているAGAルネッサンスクリニックでの料金体系になっています。
ですから、AGAルネッサンスクリニック以外で自毛植毛を検討している場合には、こちらでご紹介している施術料金よりも割高になる可能性が高いと言えます。
とはいっても、日本国内では自毛植毛の施術費用が比較的安かったとしても、少なくとも50万円前後は施術費用がかかりますから大きな出費になってしまいます。
こんな理由から最近では韓国での自毛植毛をサポートする自毛植毛ツアーといったものも開催されるようになってきました。
韓国であれば物価が安いですから、日本国内と比較してなんと約3分の1程度の料金で自毛植毛施術を受けることができます。
ただし、言葉の通じない韓国・海外で自毛植毛を受けることによるリスク・デメリットなどもあります。
こちらのブログ記事では韓国での自毛植毛ツアーに関する口コミやデメリット・注意点についてお伝えしています。
>>韓国での自毛植毛の費用は?自毛植毛ツアーの評判やデメリット
続いては、自宅で簡単に必要なグラフト数をチェックする方法についてご紹介していきますが、
より確実なグラフト数が知りたい場合にはAGAクリニックの無料カウンセリングを受けるようにしましょう。
自宅で簡単!必要なグラフト数の計算方法
こちらでは自宅で簡単に自毛植毛に必要なグラフト数をチェックする方法についてお伝えしていきます。
ちなみに、今回ご紹介する方法はM字ハゲ・生え際部分への自毛植毛を検討されている方に利用してもらうことができます。
額から頭頂部にかけて広範囲で薄毛が進行してしまっている場合には、今回の方法では対応できないので 以下のグラフト数毎の施術範囲の目安を参考にしてもらったり、実際にAGAクリニックで診断してもらうようにしましょう。
自宅で自毛植毛に必要なグラフト数を計算する場合には、以下のようなものを準備する必要があります。
- サランラップ・クレラップ(透明なラップ)
- マジック(ラップにスムーズにマークできるもの)
- 鏡(できるだけ大きいもの)
- 定規・メジャー
自宅でグラフト数の目安を計算する手順は以下のようになります。
サランラップを押し付けた上でマジックでマーク
移植したい部位(生え際や頭頂部など)にサランラップを押し付けてから、植毛して髪の毛を生やしたい部分にマジックでマークをつけていくようにします。
この際につけたマークの範囲を あとでメジャーで計算することで植毛が必要な面積を割り出し、そこから移植に必要なグラフト数を計算していくことになります。
ですから、マジックでマークを付ける際には面積を計算しやすいように長方形・円・三角形など数式で面積を簡単に計算できるものを使うとあとあと便利です。
M字が進行している部分や生え際ライン、そして頭頂部は鏡を見ながら適宜マジックでマークをつけていくようにしましょう。
マークした範囲の面積をメジャーで計算
マジックによるマーク付けが完了したら、作業に使ったサランラップ・クレラップを水平なテーブルなどに広げてください。
続いては、マークした範囲の面積をメジャーで計算していきます。およそ1平方センチメートルあたり50本から60本程度を植毛しておけば、違和感のない自然な密度になると言われています。
ですから、もしマジックでマークした範囲の面積が40平方センチメートルほどであれば、50〜60(本)×40(㎠)=2000〜2400(本)となります。つまり、2000〜2400本ほどの植毛が必要となります。
本数÷2をおおよそのグラフト数と考えていいですから、40平方センチメートルほどの自毛植毛であれば1000グラフト前後の移植が妥当だと考えることができます。
もしAGAルネッサンスクリニックで自毛植毛を検討している場合であれば、だいたい90万円前後かかるということがお分かり頂けると思います。
ただし、記事の冒頭でもお伝えしましたが、自宅でグラフト数を計算する方法はあくまで目安として考えておくようにしてください。
AGAクリニックに無料カウンセリングを受けるだけの時間を捻出することが難しい方もいると思いますから、そんな方にとってお役に立てれば幸いです。
続いては、必要なグラフト数の目安を薄毛進行の度合い・見た目から判断する基準についてお伝えしていきます。
グラフト数による施術範囲の目安
ただし原則として、自毛植毛に必要なグラフトはあなた自身の後頭部から採取されるものですからグラフトの数には限りがあります。
ですから、薄毛の進行度合いや後頭部に生えている頭髪のグラフト数によっては、ある程度 植毛範囲や植毛密度を妥協しなければならなくなることも考えられます。
こちらの内容をあなたにとって最適なグラフト数を考える目安として考えてもらえればいいですが、最終的な判断は自毛植毛を担当されるお医者さんとの相談によって決めていくことになります。
500グラフト(株)・250本の場合
自毛植毛を提供しているAGAクリニックでは、最小のグラフト数を500グラフトに設定しているところがほとんどです。
自毛植毛によっては3000グラフトから4000グラフトまで一度に施術する方もいるくらいですから、たったの500グラフトでも十分に発毛効果があるの?と不安を感じてしまうかもしれません。
とくに、自毛植毛には基本施術費用というものが20万円ほどかかることが一般的ですから、基本施術費用を払うのであればできるだけ多めに植毛したいと感じる気持ちも分かります。
それでも、500グラフトの植毛を受ければ生え際の後退が気になっている程度の薄毛であれば問題なくコンプレックスを解消できるだけの発毛・頭髪密度を得ることができます。
また、あまりにも狭い範囲で以上に高密度な自毛植毛をしてしまうと、生着率が大幅に低下して結局 毛根ドナーと施術費用だけが無駄になってしまったということになりかねません。
1000本・500グラフト(株)の場合
500グラフトでも生え際が後退している程度の薄毛であれば十分に対応できますが、頭頂部も薄くなっている場合には1000グラフト程度が妥当になります。
さすがに頭頂部の薄毛進行が進んでスカスカになってしまっている場合には、グラフト数を追加する必要があります。
しかしながら、ちょっと薄くなり始めたかな?外で太陽に当たると頭皮が透けて見える。。。といった程度の薄毛であれば1000グラフトでも十分に対応することができます。
自毛植毛はあなた自身の毛根を移植するため生着率は95パーセントと非常に高くなっていますから、1000グラフトを最大限に活用することで生え際から頭頂部にかけての全体的な薄毛を解消することができます。
2000本・1000グラフト(株)の場合
生え際が大きく後退してしまっていたり、頭頂部の部分がぽっかりと脱毛しきってしまっている場合には2000グラフト程度の移植が必要となってきます。
日本で自毛植毛がまだまだ普及していなかった頃には、2000グラフトの自毛植毛は限られた自毛植毛クリニックでしか受けることができませんでした。
しかし現在であれば、自毛植毛の技術革新・医師たちのスキルアップによって自毛植毛クリニックであれば どこでも2000グラフトの自毛植毛施術が受けられるようになっています。
自毛植毛の方式は大きくFUT法とFUE法に分類されるのですが、FUE法では後頭部の頭皮を切らずに毛包を一本ずつくり抜いて毛根グラフトを採取していく形になります。
そのため、FUE法はFUT法と比較するとより高い技術力が必要になる上、施術にかかる時間も長くなってしまいます。
そうした切らない自毛植毛・FUE法であっても、現在であれば4時間程度で2000グラフトの自毛植毛も完了させることができます。」
3000本・1500グラフト(株)の場合
生え際・頭頂部・M字の後退など自毛植毛を受ける必要のある範囲がとにかく広い方の場合には、3000グラフト程度で自毛植毛を受けることも検討しましょう。
3000本・1500グラフトで自毛植毛を受けるのであれば、頭頂部などが広範囲にわたってツルツルであったとしても十分フサフサな仕上がりが期待できます。
グラフト数が増えることで 自毛植毛費用も大幅に高くなってしまうのでは?と心配されるかもしれませんが、500グラフトでの施術料金の2倍程度 100万円前後で受けることができます。
4000本・2000グラフト(株)の場合
後頭部以外にはほとんど頭髪が生えていないような状態の場合には、4000本・2000グラフトでの自毛植毛も必要になってくることがあります。
4000本・2000グラフト以上の自毛植毛施術はメガセッションと呼ばれており、現在の日本国内においてもメガセッションに対応している自毛植毛クリニックは限られています。
日本国内における最大手の自毛植毛クリニックであるアイランドタワークリニックや最先端かつ独自の自毛植毛:MIRAI法を提供している親和クリニック、そしてアスク井上クリニックであればメガセッションが受けられます。
ちなみに、アイランドタワークリニックではダイレクト法と呼ばれる独自の自毛植毛が提供されていますが、頭皮へのダメージが大きく軽減されていて高い発毛効果が期待できます。